点検の流れ
次回私達が草刈りしなくても、ケーブル付近は万が一にも断線事故が起き無いように防草シートでわかりやすくして事故回避しておきます。
パネルの汚れ、架台沈下警告。東北ではコケの繁殖が天敵です。一見きれいに見えても、全体的に発電ムラがおきています。架台沈下も限界まで来ています。
冷却ファンのフィルターが目詰まりし、異常加熱によるエラー停止が多く履歴に残っていました。内部のフィンまで清掃。
IV測定では基準値以下の不安定な数値、洗浄を提案。
清掃業歴もある私が得意とする洗浄。森林の中にある発電所は樹液が含まれた汚れで、とても頑固です。
精製純水を使用した際は汚れが伸びて落とす事ができませんでした。環境に配慮した特殊洗剤を使用し、大量の水を使いブラシで強力に洗い落とします。
洗浄効果がわかりやすく出ました。赤外線カメラでのムラも少なくなり、IV測定も安定しました。ドヤ顔で報告できます♪
今回のようにメンテナンスのやりがいがある発電所は多くあります。メンテナンスフリーなんてよく言ったもんだと実感します。
また、設備をフェンスで囲い、看板を掲げる義務がありますが、必ず設置すべきです。ケーブル盗難が今後更に増えると思います。楽に盗めてすごくお金になりますから。また、イタズラの度を超えた放火の疑いも数件見つけています。発電所は財産です。想像できないいろいろな人がいますから、厳重にするべきです。
担当じゃない発電設備も通りすがりに見てますが、パネル割れやパネルが吹き飛んでる設備も見ます。その際に連絡先がわからないので、事業者が記載された看板も設置していれば教えてあげることができます。